【遺品整理体験談】どこから手をつけるべき?早く業者に依頼すればよかった。

幼少の頃親の離婚で離れて暮らしていた父親を、事情によりひとりで生前整理、施設に入れ、その後見送った際のことを書き記しておきます。

母と離婚後再婚せず自分の両親と団地暮らし(2LDK)。
両親が無くなってからは約25年独りの生活。

年金は月10万円未満。80代で死去。

まずは10ヶ月以内に相続税に関係するものを

優先順位が高いのは”資産の確定”

遺書、現金、預金通帳、貴金属、有価証券、土地の権利書…と、裕福な方はいろいろとあるのでしょうが、団地暮らしの仕事のない高齢者には請求書しかありませんでした。

医療費、生活費でほぼ預金も無く、未納の携帯代や公共料金の支払いなどサポートしました。遺書はメモ程度のものがありましたが、都民共済の賭け金を途中で大幅に下げたのを覚えてないらしく、遺書で書かれていた金額(1千万円)は無く、実際は葬式代程度でした。それもまだ受給できておりません(受給までの書類集めがかなり大変です)

借金や支払うべきお金に関しても把握しましょう

私の場合は生前整理の段階で未納の請求書をいくつも見つけたので、その支払いを。
途中、後見人制度を利用して後見人の方(私の場合は市が指定した司法書士でした)にすべてをお願いしました。相続は負債の方が多かったので、相続拒否手続きも後見人に従って行いました。

パソコンやスマホにも残っていないか確認を

遺品整理・生前整理に時間を充分取るようにして、ぜひ確認してみてください。
この書類やデータ類の整理確認は結構精神的に揺さぶられることが多いので、モノの整理(特に家電や家具など)の段取りをつけてから取り掛かるといいでしょう。

確認に時間も掛かり、思わぬ新事実や故人の心情などに触れることになり、しばらく他の作業が手につかなくなることが予想されます。相続関係などの重要書類が見つかれば、一旦後回しがおススメです。ご家族で遺品整理する場合は、故人と最も所縁のある方に担当していただきましょう。

具体的な整理の手順について

心構えや準備

遺品整理時には大抵その家の電気ガス水道が止まっている状況が多いことを最初にお伝えしておきます。まずは近隣でトイレが借りられる場所を把握しておきましょう。

  • 季節を問わず軍手ビニール手袋類
  • ゴミ袋
  • マスク
  • タオル(綺麗なものと雑巾にしてもいい使い古しのもの)
  • ちょっとした食料(作業中に結構お腹が減るので)
  • 記録用のカメラ(携帯でOK、作業進捗記録や、不用品譲る際などに便利)
真夏や真冬の場合は、季節に応じた準備も!

真夏の場合は、着替えを複数用意、そして塩分を含んだ水分、保冷材など。
真冬の場合は、カイロやレッグウォーマーなど防寒着を。暖房のない底冷えしたホコリっぽい床での作業は私の場合はよく風邪をひいて何日も熱で寝込んでました。

大型家具・家電は優先的に処分方法を決めよう

2LDK分、3人分(祖父母・父)の生活用品をひとりで処分するのは想像以上の労力を必要としました。最初は経費節減のため自分でゴミ出し。2か月以上も掛かりました(自宅から往復5時間、週数回の作業で)

結局最後は遺品整理業者さんにすべて処分をお願いせざるを得ず、2LDK〜3LDK程度のゴミ・不用品は残っていようが処分代に大差ないとのこと。完全に作業段取りを失敗しました。

よって、先に内覧していただき、売れる物は売ったり、古過ぎてどこの業者さんでも値がつかないものや処分にお金が掛かるものを無料で引き取ってくれるようなところがあれば随時利用し、また、値がつかないのであれば自分で使う物・友人に譲れるような物を先に決めることが最重要です。

まとめ:まずはざっと全体の作業量を把握

先に遺品整理業者さんや、リサイクル業者さんに見積もりに来てもらうと、処分の順番をまとめることができるのでおすすめ。特に2LDK – 3LDKのゴミや不用品の量では処分費用に大差がないので、思い切って頼んじゃうという手も。

でも…買取に過度な期待はNG!

売れそうなもの(衣服、楽器、貴金属というにはチープなアクセサリーなど)は細かく売りにだしていましたが、結局3万円程度にしかなりませんでした。

メルカリなど出品すればもっと値がついたのですが、保管する場所も無く、前述のとおり、私はゴミ出しばかりに時間と労力を掛け過ぎていて完全に時間オーバーでした。

特にガッカリしたのが、家電・楽器にほぼ値段がつかなかったこと。数社に無料見積りで来ていただいたのですが、白物家電は大体製造年から2年以内、楽器もどんどん新しい型番が出ておりますので値がつかず、むしろ引き取り代が掛かると聞き、大変ガッカリしました。

しかし、場合によってはハードオフなどで値がつく場合もあり、見積もりも1,2社で諦めず4社くらいは声掛けると良いかと思います(他の楽器店で値がつかなかった修理が必要なフルートが1万円程度の値がつき嬉しかったです)。

ミニまとめ:使えそう!と思っても期待はしないのがオススメ

家電や楽器、アクセサリーなど、メルカリで売れやすいものでも、買取では値がつかないことも。
納得するまで色々な業者に見積もりをしてもらうのも良いでしょう。

他にもこんなところもチェック!

タンスの中の衣類や食器などは意外と多い

このあたりも作業の最初の段階でリサイクル業者さんなどに内覧・見積もり・引き取りしてもらうのが得策です。値がつかないものは自分でつかうか、友人に譲るか、残して業者に一括処分かを決定します。

思い出の品はまとめてダンボールにひとまずしまっておこう

選別が難しいものは後回しで。遺書、通帳など、大事なものが見つかったらそれ以外のメモ関係、写真、資料などは一旦ダンボールに入れて違う作業を進めるのがおススメです。

まとめ

まずはリサイクル業者さん4,5社に見積もり依頼。同時進行で相続関係の重要書類探し。
その後自分で引き取る物をセレクト(思い出の品や再利用するもの)、後は一括処分の日まで時間の許す限り売れる物は売っていく。その大まかな流れを頭に入れておけば、たとえおひとりで遺品整理する場合も無駄なくスムーズに終えることが出来ます。

おひとりで心細く感じることもあるかと思いますが、不慣れな私にも出来たので大丈夫です(段取り悪かったですが)。このアドバイスがお役に立てることを願っております。

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